夜間水詠

ひとつの言葉をテーマにした短歌と少々の随筆があります。良かったら覗いてみてください。

「風」

手の甲を撫ぜるというより舐めながら通り過ぎてく木枯らし2本

太陽の光を背中にほっぺに風を装備しイソップになる

誰かさんのダッフルコートから脱獄した羽が風でここまで来たの

 

突然の0℃宣言を聞きながら今日は震えと共に過ごしましたよ。寒いですね。でも、寒いっていうより冷たいって方が正しいかもしれません。だって太陽は暖かいし、風だけなんですよ。寒い原因は。そして風は体の汗を冷やす。これは冷たいの方がイメージに合ってる気がします。

 

夏は熱風を、冬は冷風を届けてくれる自然界の鬼教官、風。どんなところにも滑り込んできます。私の後ろにも、ほら隙間風。震えが止まりません。あたたかくしましょうね。風に勝たなくてもいいから、引き分けぐらいには持ち込みましょうね。

 

寒いので次の夜で会いましょう。

 

またね。